中国にも忍び寄る高齢化社会という不安

  • 2008/11/27(木) 10:20:49

 最近、すき家のお好み牛玉丼に凝ってます。最初はどうかなと思ったんですが、ソースとマヨネーズの味が程よくマッチしていて本当にお好み焼きを食べている様な食感で結構おいしいです。

ところで、このお好み牛玉丼には不思議な器具が付いてきます。写真のやつです。何に使うかわかりますか?私は最初注文した時、10秒ほど考えてしまいました。

こういう時って、ちょっと気まずいですよね。知ったかぶりして変に使うのも恥ずかしいし、かといって使わないわけにもいかないし…。しばらくしてこれが白身を落として黄身だけにする器具だとようやく気づきました。

以来、躊躇せずリピートしておりますが、先日も隣でこれを注文した男性がこの器具を使わずに卵をふつうに溶いて牛丼にかけているのを見て、軽い優越感に浸ってしまいました(まあどう食べようとその人の勝手なんですが)。

まさか、高級レストランでもない場末の食堂で、食器の使い方で悩むことになるなどとは思ってもみませんでした。

 牛丼おそるべし。


 それでは、本日の記事紹介です。
2008/11/27付 世界日報16面 【ビューポイント】
巨大人口に喘ぐ中国の課題

 資源消費が世界に影響
  忍び寄る高齢化社会の不安
            拓殖大学国際学部教授 茅原 郁生


 世界的な金融危機への対策として、先に米国で金融サミットが開催され、中国が57兆円もの景気刺激策を発表して注目された。

 実際、中国のGDPはドイツに迫る世界4位であり、外貨準備高は1.9兆?と突出している。このような中国のパワーは、安い労働力を投入した輸出力による外需依存型経済の成果である。まさに中国の膨大な人口は労働力の供給源となり中国発展を支えている。本稿では巨大人口の実態と資源需給問題に絞って検討をしたい。

 まず大人口の実態であるが、最新の「2005年全国人口抽出調査」では、人口は13億628万人とされている。世界最大規模の人口の年齢別の構成比はクリスマスツリー型となり、文化大革命など出生が激減した断層もあるが、少子化の進展にともなって若年人口は急激に減少している。

 中国では、かつて毛沢東の人手は国富を生むという思想から多産が奨励されて人口は急増した。しかし”小平時代に「一人っ子」政策として人口抑制政策が強力に進められ、その増加率は鈍化したものの、なお毎年800万人前後の雇用の創出が必要になっている。

 中国の人口問題には、その両手が生産力となっている反面、その口数は多くの資源を呑み込むという両面がある。実際、豊富で安価な労働力の供給が今日の中国の高度経済成長を支えてきた。しかし人口移動に限界の兆しが出てきた…
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毒殺国家「中国」

  • 2008/10/02(木) 10:06:55

 またしてもはた迷惑な事件が今度は大阪で起きました。「生きるのが嫌になった」というただそれだけの理由で、宿泊していた個室ビデオ店で放火し、15人の人たちを殺害しました。

これはまさしく自爆テロならぬ“自暴自棄テロ”です。しかも秋葉原その他の事件と同じく自分が一緒に死ぬわけではない。というより自分では死ねない。何とも言いようのない怒りが湧いてきます。


 それでは、本日の記事紹介です。メイド・イン・チャイナが単なる粗悪品の代名詞だった頃がかわいく思えるほど、今の中国は悪魔の毒々国家となっています。はた迷惑加減は上記の犯人と50歩100歩。はやく自壊してもらいたと思うのは私だけではないでしょう。

2008/10/2付 世界日報7面 【ワールドスコープ】より
中国−メラミン汚染拡大 
            地方幹部罷免相次ぐ

 仲介業者が牛乳水増しに利用
           /当局、五輪納入品は安全と強調


 北京五輪を成功裏に乗り切った中国はパラリンピック期間中、有害物質メラミンによるミルク汚染事件が発覚し、食の安全管理が改めて問題化。5万人超の乳幼児が入院・治療を受けるなど死者まで出す深刻な事態は国内外で波紋を広げている。胡錦濤・国家主席は、政府高官や地方幹部を次々と解任することで党中央の権威を死守しようとしている。
                                   (香港・深川耕治)


 乳児の腎臓結石の原因となった有害物質メラミンが粉ミルクから最初に検出が判明したのは、国内大手の乳製品メーカー「三鹿集団」(河北省石家荘市)のもの。北京パラリンピック開催中の11日夜、中国衛生省が緊急発表した。

 三鹿集団の本部がある石家荘市は製品の冷凍ギョーザが日中両国で食中毒事件を起こした「天洋食品」もある都市。地元酪農家から牛乳を買い集めて乳製品メーカーに売る悪徳仲買業者が、牛乳を水で薄めて量を増やすだけでは当局の検査に合格しないため、2005年4月以降、牛乳に有害物質メラミンを大量に混ぜて見せ掛けのタンパク質含有量を高める不正工作をして検査に合格し、牛乳を薄めた分、莫大な利益を上げていた…
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ナチ化する中国

  • 2008/09/01(月) 22:17:46

 今日は防災の日。小学校では引き取り訓練がありました。それにしてもこの東京という都市は、短期間に関東大震災(1923年)と東京大空襲(1945年)という2つの大災厄に見舞われながらもよくぞ見事に立ち直ったなと今さらながら感心します。

実は、関東大震災と東京大空襲の被害地域が重なっていることは偶然ではなく、アメリカ軍が関東大震災を徹底的に検証し、木造住宅が密集する東京の下町が火災被害に遭いやすいことをつきとめそこを攻撃目標としたためなんだそうです。(出典・ウィキペディア)

 「来る」と言われながらも東京にはまだ大地震はきませんが、「天災は忘れた頃にやってくる」「備えあれば憂いなし」ですので、「我が家でも真剣に考えねば」とさすがに今日だけは思いました。


 それでは、本日の記事紹介です。
2008/9/1付 世界日報16面 【ビューポイント】
ポスト五輪の中国の行方

 中華ファシズムに傾斜
  高まった自信と民族主義
                            外交評論家 井上 茂信


 ポスト五輪の中国はどこへ向かうだろうか。注目されるのは、中国は共産主義国家から離脱し、中華民族主義を基盤とした「ファシズム国家」の方向へ向かいつつあるとの見方が出ていることだ。米ワシントン・タイムズ紙で外交評論家のジェフリー・クーナー氏は「中国はもはや共産主義国家ではなく、世界最強のネオ(新)ファシスト国家となった。スペインのフランコ政権、チリのピノチェト政権などの右翼独裁政権に似てきた」と述べた。

 ファシズムとは全体主義の独裁政治を指す。もとは戦前のイタリアのムッソリーニがつくった「ファシスト党」による独裁政治を指した。その後、ヒトラーのナチス・ドイツ、戦時下の日本をも含めてファシスト国家と呼ばれるようになった。特色は個人よりも国家を重んじる全体主義で、一党独裁のもと思想統制および人権と自由の抑圧を行い、民族至上主義と対外拡張政策を基調とする。第二次大戦で戦った米英の民主主義と対比された。

 米シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所(AEI)のマイケル・レディーン氏もファー・イースタン・エコノミック・レビュー誌で中国を「ファシズム国家」と批判していた。中国をもはや共産国家と見ない理由について、クーナー氏は「中国共産党はマルクス主義や中央集権の計画経済では経済発展はおぼつかないと考え、市場経済ルールを取り入れた一党独裁体制を選んだ」と、脱共産主義を指摘している。

 そういえば、北京五輪の特色はファシズム国家の特色である徹底した国家管理と愛国主義だった。共産主義国家の特色である階級闘争の主張は消え、その代わりに中華民族至上主義が五輪開催国の基調となった。

 中国政府は独裁権力を行使して会場周辺の貧しい住宅を取り壊し、100万人いたとされる出稼ぎ国民を北京から追い出した。警察官や警備員に加え、治安ボランティアを合わせた140万を動員し、首都の治安維持に当たった。ファシズム国家ならではの荒治療だ…
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ネパールを取り込んだ中国

  • 2008/08/28(木) 08:41:52

講演会のお知らせです。
 新刊出版記念
  『チベット大虐殺と朝日新聞』
  〜朝日新聞はチベット問題をいかに報道したか〜

 講師:岩田温(拓殖大学客員研究員・研究会代表)
 日時:8月30日(土) 14時開会(13時半開場)
 場所:渋谷区神宮前穏田区民会館(神宮前6‐31‐5)
 主催:日本保守主義研究会
                       交通:JR山手線原宿駅より徒歩6分
                         地下鉄千代田線明治神宮前駅四番出口より徒歩2分
                       会場分担金:2000円(学生無料)
 
 参加申し込み、お問い合わせは下記へ。当日の直接来場も可。
※当日は会場にて新刊『チベット大虐殺と朝日新聞』(税込1575円)を
 特別価格1200円にて販売。

  TEL&FAX 03(3204)2535
          090(4740)7489(担当:山田)
  メール  info@wadachi.jp


 それでは、本日の記事紹介です。
2008/8/28付 世界日報11面 【オピニオン】より
中印、今世紀半ばに衝突も

 ネパール対中接近は重大
                   岐阜女子大学客員教授 福永正明

インドの影響力低下


 北京五輪の開会式が行われた8月8日、ネパールの首都カトマンズの中国大使館前で亡命チベット人たちが抗議行動を行い、1,000人以上が拘束された。さらに、14日の平和的デモ行進での警察による連行者は、1,100人以上とされる。これら2,000人以上の拘束者の多くは、釈放されたようだ。だが2日間で約2万人のネパール在住のチベット人のうち、10人に1人が拘束された恐るべき事態である。

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世法王を中心とするチベット亡命政権は、中国の残虐な支配に反対し、国際社会の支持を受けて平和的行動を続ける。世界各地の亡命チベット人たちも、強く自由と人権を求める。オリンピックを利用して、チベット支配を正当化しようとする中国政府の意図は、冷や水を浴び続けていた。

 しかし注目するべきは、5月末の王制廃止後に「連邦民主共和制」に移行したネパールが、中国の強い影響下に入ったことだ。ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)を中心とするネパール現政権は、中国との連携に一歩突き進んでいる。中国が南アジア地域への勢力拡大に成功したことは、きわめて重大である…
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「百年の夢」という欺瞞

  • 2008/08/12(火) 12:01:15

 グルジアでの戦闘が激化の一途を辿っております。
「戦争とは、他の手段を持ってなす国家政策の継続である」というクラウゼビッツの有名な言葉がありますが、グルジア、南オセチア、ロシアそれぞれに思惑があるようです。
ただ、なすすべもなく政治に翻弄され犠牲になるのはいつも一般市民であることだけは確かです。

一体人類はおろかな試みをいつまで続けるのでしょうか?


 それでは、本日の記事紹介です。
 2008/8/12付 世界日報16面 【メディアウォッチ】〜新聞より
北京五輪で朝、毎編集幹部の“媚中”ぶりをたしなめた両紙現場報道

五輪政治利用を貫徹


 「百年の夢」。このフレーズが北京五輪報道でしばしば使われている。胡錦濤主席が北京五輪を「百年の夢の実現」と呼んでいるからだ。その根拠は百年前の1908年に天津の英字誌が「いつの日か、中国で五輪を開催できるか」と書いたことだという。

 昨日の本欄で紹介されていたように、9日付1面には朝日が「百年の夢 中国貫徹」(外岡秀俊・編集委員)、産経が「『100年の夢』光と影」(伊藤正・中国総局長)、東京が「『百年の夢』開幕」といった具合に「百年の夢」が使われている。

 だが、これら見出しをよく見ると、朝日だけが他紙と違って、「百年の夢」を括弧なしで、そのまま百年の夢としていることが分かる。括弧付きというのは、何らかの条件が付される、あるいは特別な意味が含まれている時に使う。この場合、中国あるいは胡主席が言うところの百年の夢、という意味合いだろう。とすると、括弧を外した朝日は疑いもせず、北京五輪をストレートに中国の百年の夢と思っているのだろうか。どうやら、そうらしい…

 
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