日教組よ猛省せよ!

  • 2010/04/01(木) 22:08:17

 盗撮に痴漢、大麻に覚せい剤はては保護者との校長室での不倫と、一部の人間の犯罪とはいえ「教師」という職業の淪落ぶりを激しく感じる昨今です。本当に嘆かわしいですね。

やはり教師という職業は、単なる労働者でもなければサラリーマンでもなく、そこにはもっと血の通った、他の職業にはない人間と人間との心のキャッチボールや感動のリレーといったものがあるように思います。

当然子どもたちを「教え育む」わけですから倫理観や道徳観においては一定のレベルが求められると思いますし、人間性も求められるはずです。

 やはりそういった部分をないがしろにして、自分たちで自分たちを単なる労働者に貶め、政治的主張や階級闘争を是とし、目的を手段としてきた日教組という組織にこそ、この深刻な問題の根源的な原因があるように思いますがいかがでしょうか?


 それでは、本日の記事紹介です。
2010/4/1付 世界日報16面 【ビューポイント】

日教組は今こそ反省すべし

 無益な道徳教育の否定
 

                  教育研究者 杉原 誠四郎


 日教組が問題になっている。今発売中の雑誌『WiLL』5月号で日教組の特集をしている。

 日教組は、戦後60年、「反戦平和」を“錦の御旗”にして、国のあらゆる教育政策に反対してきた。「反戦平和」それ自体は教育にかかわる一理ある理念である。教育が戦争を忌避するのは一面では当然のことであるし、平和を望むことも教育として当然のことであろう。

しかし、それを“錦の御旗”にして、政府のすべての教育政策に反対するのは明らかに間違いであろう。いかなる政府も国民の負託に応えて、あるべき教育を打ちたてるべく努力している部分があるであろう。

 日教組の何でも反対する運動の行き過ぎた最先端部分は、子供への道徳教育を否定したことだ…

 安倍元総理の首相補佐官として教育再生会議で活躍された参議院議員の山谷えり子さんが、上記『WiLL』で、渡部昇一氏と日教組のことで対談されている。その山谷さんとは、私も少し前、対談したことがある。山谷さんは言うまでもないが、平成18年の教育基本法改正には大いに尽力された。そのときの苦労話に日教組とのかかわりの話が出た。

 道徳教育で大切にしようとするもの、例えば愛国心とか、勤勉であるとか、正直であるとか、そうした徳目は、子供への教育として考えたとき、誰もが反対できるものではない。それなのに日教組は反対するのだ。山谷さんは「どうして反対なのですか?」と尋ねたそうだ。そうすると日教組の人たちは「価値の押し付けになる」と答えるのだそうだ。

 民主主義は、一人ひとりを大切にするもので、価値については、究極的に個人の選択に任せるべきだという論理をもっている。日教組はその民主主義の論理をそのまま子供への教育に適用しようとしたものである。

 しかし、このような考え方は子供への教育では成り立たない。日教組の人たちは、知識教育は価値に中性であり、だから子供へ教えてよいということになるのであろうが、知識教育とて、少し考えればすぐ分かるように、価値から中性ではない。子供に教える知識教育として何を教えるべきかということで、一定の価値観の下で、取捨選択されているし、選ばれたその知識については理解し覚えるように強制して、試験までする。

子供へ価値の押し付けをしてはいけないという日教組の論理を当てはめれば、知識教育もできないはずだ。少なくとも、それを理解し覚えさせるための試験はできないはずだ。

 ここで私の書いている『道徳教育は韓国に学べ』(文化書房博文社)を紹介して道徳教育について話すことにするが、道徳教育の意義の大半は、子供たちの生きる力に、子供が将来生きていくための利益になっているものなのだ。この点については、従来の道徳教育尊重の教育関係者にも目覚めてほしいのだが、道徳教育はけっして社会のためにだけ行うものではない。

従来、道徳教育の強調は、道徳教育が行われないことによって社会が乱れ、社会の秩序がなくなり、社会的に問題が起きるからという観点のみを強調するきらいがあったが、道徳教育の意義は、それ以上に道徳教育を受ける子供たち自身の生きる力につながり、子供たちの利益につながっているのだ。

 道徳教育を受け道徳をしっかり身につけた子供は成人になって、我慢しなければならないときにはしっかりと我慢し、そして周囲の多くの人に信頼されて、道徳を身につけなかった子供よりもはるかに幸せに生涯を送っているのだ。あえて言えば、道徳教育による社会の秩序維持の効果は道徳教育の副産物に過ぎないのだ。

子供の成長に真摯な指導を


 日教組の道徳教育の否定は、この子供の利益を明らかに損なっていることになる。日教組の人たちは、子供のための教育と言うのであれば、この道徳教育の否定こそは子供の利益を損なっていることを率直に認めるべきだ。国旗・国歌の問題も、まず日本という国家の構成員として成長する子供に真摯に指導し、その上で「反戦平和」を教えるべきなのだ。「反戦平和」のために国旗・国歌を否定しては、道徳教育は成り立たなくなるのだ。

 日教組が道徳教育を否定し続けた結果はどうなったか。教師の職場は、モンスターペアレントに囲まれ、夢のない、ストレスの多い職場になってしまった。現在、教職の場にいる全国100万の教師も、この因果関係に気付き、かつて敬意をもって見られていた教師の職場の回復のために、日教組の道徳教育否定の間違いを指摘し、本来の教師の職場にするよう努力すべきだ。

 現政権を担っている民主党には日教組関係の議員も多数いる。民主党が政権与党となった今こそ、これまでの教育闘争のあり方を反省し、真に子供たちのための教育を打ちたてるよう努力すべきだ。

The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する