21世紀のナチ〜中国臓器狩り

  • 2009/10/05(月) 22:14:13

 中川昭一元財務・金融相が亡くなられました。享年56歳。父である中川一郎氏が自殺したのが57歳。志半ばという点でも何か因縁めいたものを感じます。もちろん不審死という線も未だ捨て切れませんが、「政治家」という職業がそういう死を招く部分もあるということでしょうか。
 保守派の良き人材がまた1人失われました。故人のご冥福をお祈りいたします。
 以下、西村眞吾氏のブログ「眞悟の時事通信」−平成21年10月4日(日)号からの抜粋を転載します。

 中川昭一さん、心からご冥福をお祈りします                         
 …マスコミの執拗な報道に対する怒りが甦った。
 彼のサミットにおける記者会見の報道は、誇張・偽装である。彼の「酩酊」しているかの如き数秒の場面を連続して何十回となく繰り返して編集し、これでもかこれでもかとマスコミは各家庭に流した。これでは、全記者会見中、彼はこの「酩酊」した調子だったと印象付けられてしまう。
 同じイタリアでの12年前のサミットで、「体調不良」の為、サミットの首脳会議を欠席した総理大臣がいた。これに対して、中川大臣は、本来の任務である会議は立派にこなした。日本のために実に立派にこなした。その任務を終えた後の記者会見だけが「体調不良」だった(「酩酊」も「体調不良」の内だ)。
 この点で中川大臣は、会議に出席できずに何のためにサミットに行ったのか分からない社会党の総理大臣とは全く違う。
 しかしマスコミは、「体調不良」で会議に出席できなかった総理大臣のことは何も言わず、中川さんの出席した会議での功績と成果のことは無視して、記者会見における「体調不良」だけを執拗に非難し続けた…
 



それでは、本日の記事紹介です。
2009/10/5付 世界日報9面 【インタビュー】
21世紀のジェノサイド
    /中国の法輪功臓器狩り

 =カナダ人弁護士デービッド・マタス氏に聞く


 通常、臓器移植を要請しても適合臓器を見つけるまで膨大な日数を要するものだが、中国では1週間で用意するとうたった病院が少なからずある。また移植手術に失敗しても、新たな適合臓器をすぐに見つけ出すことが可能だという。

このスピーディーな臓器移植の背後には、中国で邪教扱いを受けている法輪功メンバーを臓器供給源にしている事実があるという。こうした国家を挙げての「21世紀のジェノサイド」を告発するカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏に聞いた。 (聞き手=池永達夫)

3分の2が出所不明臓器/投獄メンバーが供給源に

 ――本当に中国で多くの法輪功メンバーの臓器を生きたまま摘出する「臓器狩り」が行われているのか。


 紛れもない事実だ。前代未聞の本人の意思に反する大規模な臓器狩りが行われている。これは21世紀のジェノサイド(大量虐殺)だ。

 ――根拠は何か。


 2006年5月、カナダ政府元閣僚のデービッド・キルガー氏とともに法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)より、中国で法輪功メンバーを対象とした臓器狩りへの調査協力の依頼を受け調査した結論だ。事の重大さと人権尊重に関心を持つ者として、この依頼を引き受けた。

 この調査は、依頼者側や法輪功関係者、その他いかなる組織や政府からも独立したものだ。法輪功メンバーを対象にした臓器狩りは、その特殊な性質上、事実関係を立証し難いだけでなく、否認することも難しい。告発を立証する最適な証拠は目撃証言だが、本件に関しては目撃者を確保するのは非常に困難だ。

 臓器摘出が実際に行われていれば、現場にいるのは犯人または被害者のいずれかだ。傍観者は多分、存在しない。告発によれば、被害者は全員殺害され、焼却されるため、遺体を捜し出すことはできないし、ましてや遺体解剖はなおさら無理だ。自らが受けた暴行を語ることができる生存者もいない…

 一方、犯人が罪を認める可能性は極めて低い。

 われわれは十分な供述と証言を入手したわけではないが、電話調査を通じ、意外にも「犯行」を認める供述を多く得ることができた。

 また、中国では死刑囚が臓器移植のドナーとして使われているという事実があるが、法輪功が禁止された1999年7月以後、中国では臓器移植が激増している経緯があり、処刑された死刑囚だけでは説明がつかない。2000年から05年までの6年間で、中国国内で6万件の臓器移植が行われているが、約4万1500件の臓器の出所が不明だとされる。

 04年の死刑囚は約3500人で、08年は約1700人だった。しかし、中国の肝臓移植件数は04年が2219件、死刑囚が半減した08年でも2209件とほとんど変わっていない。これは収監された法輪功メンバーから不法に摘出されたものと考えられる。

 99年以前は中国には22カ所しかなかった肝臓移植センターが06年4月中旬には500カ所まで急増。腎臓移植センターも01年の106カ所から05年の368カ所まで増加している。

 中国のある病院のウェブサイトには「1週間で適合臓器を用意する」と宣伝していることから、生きている膨大な人体臓器供給源が存在するはずだ。しかし、中国には臓器ドナーシステムなどは存在せず、ドナーが潤沢にいるとは考えにくい。

生きたまま摘出、遺体は焼却/無関心が人権侵害を増長


 ――法輪功のメンバーが本人の意思に反し、強制的にドナーにされているということか。


 その通りだ。

 移植を行う場所と「臓器狩り」の場所は必ずしも同じではなく、たいてい別の場所で行われる。ある場所で摘出された臓器は、別の場所へ運ばれて移植される。

 告発によると、この「臓器狩り」は法輪功メンバーの生存中に行われている。法輪功メンバーは、「臓器狩り」の過程もしくはその直後殺害され、これは殺人の一形態に当たる。そして最後に、殺害された法輪功学習者は焼却されるという。そのため「臓器狩り」の証拠となる遺体は残らない。

 ――法輪功のメンバーがターゲットにされた理由は何か。


 99年7月20日、江沢民総書記は法輪功を邪教(カルト)として禁止措置を取った。以後、中国では大規模な法輪功迫害が始まり、膨大な数の法輪功メンバーが刑務所や強制労働収容所へ送られた。それらの人々は、おおむね健康体であるとともに、親族に難が及ぶことを避けるため身元を明かさないことが多かったため、「臓器狩り」の対象になりやすかった理由があると思う。

 ――法輪功を邪教扱いにした背景には何があったのか。


 反対意見を押し切って法輪功を邪教として禁止したのは、当時の江沢民総書記だ。ソ連崩壊など共産主義が求心力を失いつつある中で、法輪功が急速に伸びていることに脅威を感じたのだ

 その後、胡錦濤主席時代になってからも取り締まりの手は緩まないまま今日に至るまでの10年間で、多くのメンバーが投獄され虐待や拷問など多数の弾圧事例が報告されている。

 名前が判明しているだけでも、これまで3259人が拷問により獄中死しているとされ、死体が強制焼却されている現状を考慮すると、1万人以上が犠牲になっているとみられる。

 また強制収容所には常時、10万人以上が抑留され、思想や信条の改造を迫られているとされる。弁護士は、法輪功の弁護を一切、禁止されており、その弾圧ぶりは徹底している。

 ――倫理観が欠落した中国の汚職体質が、「臓器狩り」を増幅させている懸念はないのか。

 汚職は中国で普遍的に存在する大きな問題だ。法治と民主制度がなく、秘密主義が横行し、公的資金の管理システムが欠落している国では、日常茶飯の出来事だ。中国で行われる汚職撲滅運動も、権力闘争の一環である場合が多い。いわゆる政敵追い落としのために汚職を暴露し、政治的生命を抹殺するのだ。

 ただ臓器売買には金銭が絡んでいるものの、汚職問題とは別問題だ。臓器売買は、憎悪と貪欲を結び付けた。国策としての法輪功への迫害が、利潤の高い「臓器売買」に行き着いただけだからだ。

 ――中国に行ったことはあるのか。


 香港では調査したが、中国には行っていない。だが、いずれ中国が胸襟を開いてオープンな姿勢で応じてくれるようになれば、いつでも中国に入る用意はある。

 ――中国政府に対し何を求めるのか。

 法輪功メンバーへの迫害をすぐにやめ、法輪功学習者からの臓器摘出に関与した者は、すべて法の裁きを受けるべきだ。そして中国政府は、裏表のない臓器ドナーシステムを構築すべきだ。さらに、脳死患者からの臓器摘出を認め、囚人からの摘出はやめるべきだ。

 ――日本政府には。

 中国での臓器移植斡旋を禁止し、中国で臓器移植を受けた日本人は法律で裁かれるべきだ。

 ――法輪功メンバーの「臓器狩り」問題は、非常にシリアスな問題だが、まだ国際世論の盛り上がりが欠けている。


 中国政府の人権侵害をやめさせる上で、一番大きな障害は「無関心」だ。日本の多くの人々がこの法輪功学習者への迫害に関心を持つべきだ。「無関心」こそが人権侵害を増長させることになるからだ。

 <メモ>  にこりともしないマタス氏は、一見すると人情味に欠けた冷徹な法律家に見える。だが、その実は多くの人が見て見ぬふりをする巨悪に対し、強烈な正義感をもって立ち向かっている義人だ。マタス氏は、1943年カナダ・ウィニペグ生まれ。オックスフォード大学法学士号取得。法曹界のみならず政界での法律顧問、トロントに本部を置くNGO「国際反拷問連盟」共同委員長なども歴任。2008年、カナダ総督より民間人に授与される最高栄誉であるカナダ勲章を受章している。

The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan

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