国民が夢を描ける政治を

  • 2009/08/03(月) 17:11:19

 夏なんだか梅雨なんだかもう秋なんだかよくわからない天気が続きますね。まさしく日本の政局をあらわすようなそんな季節模様です。

さて、衆議院も解散し、選挙戦真っ最中でありますが、こんなサイトを参考にされてはどうでしょうか?
2009衆院選〜ひと目でわかる候補者選び 
 〜しかし、多くの人は、日々の生活に忙しく、どの政党、どの政治家に入れれば良いのか考える余裕が無いのではないでしょうか?そこで「ここを見れば衆院選で誰に入れれば良いか分かる!」を目的に立ち上げたのが、当コンテンツです…
 …今回の選挙では、民主党が勝てば政権交代の可能性が高くなります。
 政権交代それ自体を否定するつもりはありません。
 しかし、政権が代われば、国の政策は大きく変わります。それがあなたの望む方向に変わるとは限りません。だから、「何となく」ではなく、きちんと各政党の掲げる政策、立候補者を比較して投票しましょう。


 また、こんな動画はどうでしょうか?



「悪い政治家をワシントンへ送り出すのは、投票しない善良な市民たちだ。」
  (ウィリアム・サイモン(ニクソン政権時の財務長官)
 
 それでは、本日の記事紹介です。
2009/8/3付 世界日報9面 【インタビュー】
国民が夢を描ける政治を

             /田村耕太郎参議院議員が講演 

贈与税の軽減で消費拡大


 鳥取県選出の田村耕太郎参議院議員は同県のスイカを中東で売って話題を集めるなど、グローバルに活動している。他方、「水木しげるロード」が評判の境港市に、妖怪ファンドを立ち上げホテル建設を目指す。
金融資産を持つ国や個人と日本の技術をマッチさせ、夢を描くのが政治だと言う田村議員が、最近の活動について語った。(6月20日、アジア太平洋交流学会例会での講演より)

 4〜6月の経済成長率は前年比で年率換算10%ほどの見込みです。日本は欧米のようなマネーゲームは少ないし、証券化商品による不良債権も限定的です。技術があり、国民がお金を持っていて、欧米の国民のような負債がありません。

 日本は公的債務の残高がGDP(国内総生産)の約170%で世界史上最大です。しかし、個人の資産も桁違いに大きく、政府の債務と相殺すると純資産は2830兆円です。

 今、株価が下がっていても1410兆円の個人金融資産があり、うち800兆円が銀行預金、200兆円が生命保険、たんす預金が150兆円ほど。鳥取市が定額給付金に合わせ市内だけで使えるプレミアム商品券を発行したところ、4億円が半日で完売し、うち2億円以上が旧1万円札で支払われたそうです。回っていないお金がたくさんあるのです。日本の国債の97%は日本人の資産で回っています。米国や英国と違い破産状況ではありません…

 お金が回らない一つの理由は、金融機関が株や不動産をたくさん持っているからです。そこで、政府保証を付けて政府系金融機関が融資するなどで、ようやく回り始めています。これで不動産価格が下げ止まりすれば、問題はありません。

 自民党で私が作成した対策の一つは、銀行保有株買取機構の活用により銀行に資金を提供することです。法案のポイントは、株価が急落した場合に買い支える50兆円の基金を国が設けることで、私は100兆円を主張してきました。それで株を安く買い、政府が儲ければ、税負担を減らすことができ、株価が回復すると、お金が回るようになります。

 個人資産を回すのに効果的な政策が贈与税の軽減です。日本の被相続人の平均年齢は68歳で、90歳の人が70歳の人に遺産相続するのが平均的で、これを20年早めるのが目的です。金持ち優遇策だとの大反対を受けながら私がデザインし、6月19日に可決されました。

 消費性向と投資性向が最も高い30〜50代は、住宅ローンや教育ローンで所得がマイナスです。その世代に金融資産を移転することによって、お金が回るようになります。富裕層ビジネスの専門家によると、金額に応じて10〜50%の今の贈与税率をすべて10%にすると、5年間で400兆〜700兆円が動くそうです。最低の400兆円でも税収は40兆円です。しかも、若い世代にお金が回ることで消費が増えます。

桁違いに大きい個人資産/未来を創る技術が豊富


 日本には未来を創る技術がたくさんあります。太陽光や太陽熱、風力、地熱発電などの代替エネルギーと環境分野、ごみ再生、食糧生産などです。世界人口は年に約1億人増えていますが、食糧生産は頭打ちです。

 豊かになると食生活が激変して、大量の食糧を輸入するようになります。日本の食料自給率は今40%ですが、昭和30年代は75%でした。コメの1人当たりの消費量は昭和30年代の半分以下に減りました。世界から食糧を買えない時代が来るので、国内の食糧生産を増やす必要があります。

 日本は物づくり大国ですが、希少金属が買えなくなるとピンチです。世界の希少金属の値段が高騰しているのは、経済発展を続ける中国が買い漁っているからです。太陽光発電に使うシリコンの90%は中国が保有しています。そこで私は鉄が使える太陽熱発電を勧めています。

 日本には携帯電話が中古品を含め3億台あり、そこには世界の金の25%が埋まっています。金属が溶ける温度差により、希少金属を効率的に取り出すリサイクル技術は日本が世界一です。リサイクル家電から希少金属を抽出する技術も世界を救う可能性があります。

 私はこれから日本のパートナーとして一番いいのは中東だと考え、足繁く通っています。昨年から鳥取県産のスイカをUAE(アラブ首長国連邦)の首都アブダビやドバイに持って行っています。原価2000円のスイカが3万6000円で売れました。日本の農産物は価値があるのです。

 米国の穀倉地帯は地下水が枯渇し始め、やがて小麦ができなくなります。オーストラリアでも3年前から大旱魃が起こっています。

日本と中東はベストマッチ/地域ファンドで街おこし


 中東諸国は石油が枯渇すると終わりだと思っているので、お金がある間に食糧生産能力を付けようとしています。5月には乾燥地農法の専門家、岩崎鳥取大学副学長も同行しました。鳥取県の砂丘農業が今、世界から注目されているのです。

 5月の訪問時には、UAEの次期大統領、ムハンマド・ビン・ザイード皇太子に謁見できました。彼が一番関心を示したのは営農指導員で、10倍の報酬で誘われていました。

 中東諸国はお金があるが技術がないので、日本とベストマッチなのです。イスラム金融は宗教精神のある金融で、基本姿勢は長期投資と社会的責任です。彼らは技術や経営力がないことを認識しており、中国のように技術を盗んだり、会社を買収したりしません。

 また、中東は日本を尊敬しています。中東の子供たちは日本の漫画やアニメが好きで、チームプレーに優れた日本のサッカーを高く評価しています。

 日本のもう一つの強みは皇室外交で、歴史の浅い中東の王室は天皇家が大好きです。園遊会で皇太子殿下にお会いしたとき、「中東にスイカを売っているそうですね。私もお役に立ちたい」と言われました。

 電力の需給バランスを取り、ロスを極力減らす技術も中東が欲しがっています。私は鳥取県で風力発電だけの町をつくり、アブダビと共同実験をする計画です。鳥取県は風力発電の風車の密度が日本一で、西部に26基あり、3万世帯に供給しています。成功すればアブダビからの投資で、日本の風力発電は実用化技術で世界トップになれます。

 アブダビではF1グランプリを開くため12兆円でサーキットを建設しています。そんな投資をする国と日本は一緒にやるべきです。

 鳥取県境港市の「水木しげるロード」は商店街活性化の成功例で、人口4万人の町に年間250万人の観光客が来ています。水木しげるプロダクションはキャラクターを自由に使わせているので、妖怪ジャケットや妖怪パンなど商店街の人たちが生み出しています。

 ところが地元に大きなホテルがないので、私は妖怪ファンドを立ち上げ、地元の人たちや全国の妖怪ファンのお金でホテルを建てる計画を進めています。全国で地域の宝を生かし、地域ファンドで街おこしをすればいい。宝の山になれるチャンスが各地にあります。

 夢を描き、富を創り出し、人々の負担を減らすのが政治です。そして、日本の技術力を強め、世界に貢献することです。

 プロフィール:田村議員は鳥取県生まれの45歳。慶應義塾大学大学院修了後、デューク大学で法学修士、イェール大学大学院で経済学修士を取り、山一證券、新日本海新聞社を経て大阪日日新聞社社長に就任。平成14年に参院鳥取県選挙区補選で初当選。安倍内閣で内閣府大臣政務官に就任。現在は参議院国土交通委員長、財政金融委員会理事などを務めている。英語、フランス語、韓国語、スペイン語に通じる国際派で趣味はキックボクシング。斬新なファッションで注目され、最近はテレビ出演も増えている。高齢化と内輪もめばかりが目立つ最近の自民党に新風を吹き込むアイデア豊かな発想と実行力が魅力的だ。ローカルに考えグローバルに行動する21世紀の政治家と言えよう。

The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan

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