配管工のジョー

  • 2008/10/22(水) 12:34:32

 昨日は、第122回世日クラブ講演会に参加してまいりました。講師は、元日銀理事で、衆議院議員でもあった鈴木淑夫先生でした。

 経済の事はなかなか分かりにくい面がありますが、パワーポイントを使ってわかりやすく説明してくださいました。

やはり一番感じたのは、小泉政権の経済政策のまやかしで、世界日報でも随分批判しましたが実際の経済の動きとして小泉・竹中のやったことがどれだけ国民経済を疲弊させたかがよく分かりました。

 かつて住専の不良債権処理で痛い目にあっているので、銀行をはじめとした日本の金融機関のサブプライム関連での傷は割と浅く済んでいるそうですが、景気の大幅後退ないし停滞状況は当分変わることがないので、今度の選挙は政権党である自民党にはかなり厳しいものになるかと思います。

 生活主体という政策も一致することから、民主・公明の連立政権誕生近しといったところでしょうか?そうなったらいっそのこと名前も新・新進党にしたらいいかもしれませんね。


 それでは、本日の記事紹介です。
2008/10/22付 世界日報7面 【ワールドスコープ】より
オバマ氏 波紋呼ぶ「富の分配」発言

 「配管工のジョー」がきっかけ

左寄りの政治姿勢浮き彫りに


 民主党の大統領候補バラク・オバマ上院議員が「配管工のジョー」と交わした会話が論争を巻き起こしている。配管工の白人男性がオバマ氏の税制案について増税の懸念を示したところ、同氏は低所得者への「富の分配」が必要だと社会主義的な色彩が濃い発言をしたためだ。これを受け、共和党候補のジョン・マケイン上院議員は、オバマ氏の経済政策を「背後にある前提は階級闘争だ」と批判するなど、「配管工のジョー」をめぐる論争は、オバマ氏の極めてリベラルな政治姿勢を浮き彫りにした格好だ。 (ワシントン・早川俊行)

 「配管工のジョー」とは、オハイオ州に住むジョー・ウーツェルバッカーさん(34)のこと。今月12日、激戦州の同州で遊説したオバマ氏に対し、配管業の会社買収を検討しているウーツェルバッカーさんは、年収25万?(約2,500万円)以上の人を対象にしたオバマ氏の増税案に不満をぶつけた。

 「私は1日に10〜12時間働き、会社を買おうとしている。アメリカン・ドリームを実現しても、より多くの税金が課せられることになる」

 これに対し、オバマ氏は次のように回答した。

 「私はあなたの成功を罰したいわけではない。私の考え方は、底辺の人々に好ましい経済なら、すべての人に好ましい、というものだ。あなたが富を分配すれば、それはすべての人にとって好ましいことだ」

 オバマ氏は民主党内でもリベラル色の強い議員であることはよく知られているが、「富の分配」という社会主義的な政治観を露骨に示す言葉を用いたことは衝撃を与えた。特に、保守派のオバマ氏に対する警戒感は一段と強まり、同派の論客ミシェル・マルキン氏は「富の分配」発言を、「恐ろしいマルクス主義者のマントラ(まじない文句)」と呼ぶほどだ…

 オバマ氏は勤労世帯の95%を対象とした減税を公約に掲げ、一人500?、共働き夫婦には計1,000?の所得税減税などを実施するとしている。だが、勤労世帯の4割以上に当たる所得税を支払っていない低所得層にも還付されるため、減税というよりも「福祉の色彩が濃い」(インベスターズ・ビジネス・デーリー紙)、「納税者から非納税者への所得の移転だ」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)との見方が強まっていた。

 そうした中で、オバマ氏の口から直接、「富の分配」という言葉が飛び出したため、「民主党の減税案は、実際は“富の分配”のための枠組みだったのだ。とうとう本音が出た」(ニューヨーク・ポスト紙)との指摘が噴出した。

 大統領選で窮地に立たされるマケイン氏は、劣勢を挽回するため、15日に行われたオバマ氏との第3回テレビ討論会で、「配管工のジョー」について繰り返し言及し、「富の分配」発言を痛烈に批判した。

 「言い換えれば、ジョーの金を取り上げて、オバマ氏に渡し、オバマ氏にそれを分配してもらうということだ。オバマ氏の政策の背後にある大前提は階級闘争だ」

 マケイン氏は16日にペンシルベニア州で開いた集会でも、「米国が地球上で最も偉大な国家になったのは、富の分配によってではない。新たな富を創り出すことによってだ」と述べ、オバマ氏の経済政策との基本的な違いを強調した。

 「富の分配」発言は、マケイン陣営の大きな攻撃材料になっており、同陣営のスポークスマン、マイケル・ゴールドファーブ氏も「富の分配が大統領としてのオバマ氏の目標であるなら、ウゴ・チャベス、ラウル・カストロ、金正日との無条件会談もおかしくはない。彼らは経済政策でオバマ政権にアドバイスできるからだ」と、痛烈な皮肉を込めて批判した。

 これに対し、オバマ氏寄りの報道が目立つ米メディアは、「配管工のジョー」への激しいバッシングを展開。ウーツェルバッカーさんが配管工のライセンスを所持していないことや所得税を滞納していること、さらには離婚歴があることまで、私生活に関する内容を次々に暴露した。

 この状況について、ミシェル・マルキン氏は「オバマ氏と過激派組織のテロリスト、ビル・エアーズ氏やジェレマイア・ライト牧師との関係について腰を上げて調査しないジャーナリストたちが、一般市民のウーツェルバッカーさんの調査には素早く動いた」と、オバマ氏の疑惑には甘い一方で、一般有権者に容赦ない攻撃を加えるメディアの理不尽さを非難した。

 一方、一躍「時の人」となったウーツェルバッカーさんだが、オバマ氏の発言について「極めて社会主義的な発言だ。(増税される年収が)今は25万?でも、それがいつ15万?、10万?になるか分からない」と述べるなど、メディアのバッシングにもかかわらず、オバマ氏の税制案に懐疑的な姿勢を崩していない。

The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan


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