立川反戦ビラ事件

  • 2008/04/12(土) 20:30:15

 宇宙航空研究開発機構とNHKは、月周回衛星「かぐや」に搭載したハイビジョンカメラで、太陽の光を全面に受けて丸く輝く地球の姿を撮影しました。「満月」ならぬ「満地球」の撮影のチャンスは、太陽、月、地球が一直線に並ぶ年二回だけで、ハイビジョンでの撮影は世界初だとのことです。
それにしても、青く輝く地球というのは本当にきれいですね。



2008/04/12付 世界日報1面より  
表現の自由
    「無制限ではない」
 

ということで、昨日、立川反戦ビラ事件の被告の上告が棄却され、いわゆる「市民団体メンバー」の有罪が確定しました。

 この事件は、思想・表現の自由と他人への権利侵害が争われていたものですが、さすがは最高裁!表現手段の悪質性を重視した判決を下しました。
日頃から、彼ら市民団体を装った左翼運動家の活動には目に余るものを感じておりましたので、溜飲が下がる思いです。

立川反戦ビラ事件とは?

−「自衛隊のイラク派兵反対!」などと書かれたビラを玄関ドアの新聞受けに投函する目的で、東京都立川市の旧防衛庁立川宿舎の敷地や階段などの共用部分に立ち入ったとして、警視庁公安部は2004年2月、市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバーの男女3人を逮捕。東京地検八王子支部が同年3月に起訴した。3人は初公判後まで75日間拘置された。同年12月の東京地裁八王子支部一審判決は、政治的ビラの配布は憲法が保障する表現活動で、商業目的に比べて居住者への迷惑は少なく、刑事罰に値しないと判断。3人を無罪(求刑懲役六月)としたが、これに対して2005年12月の東京高裁二審判決は、配布は自衛官にイラク派遣命令の拒否を促す工作の意味を持つと指摘。居住者の不快感などから違法性は低くないとして、逆転有罪(罰金20万−10万円)を言い渡した。


解説
 集合住宅に立ち入っての政治ビラ配布について、最高裁は住民権利を尊重し、処罰は憲法に違反しないとの考えを示した。表現の自由と平穏な生活の権利が衝突した事件だが、思想表現のためでも、他人の権利侵害は許されないとした過去の判例に沿った判断だ。
 被告側はビラ配りの処罰を、「民衆の表現行為の危機」と訴えた。しかし、インターネットの普及などで、市民の意見表明の手段は拡大している。政治表現の自由が尊重されるべきことは言うまでもないが、他人の権利を侵さない範囲にとどまることもまた、当然の常識だろう。

 判決は、裁判で問われているのは表現の内容ではなく、その手段だと強調。管理者が禁止を掲示し、何度も警察に被害届を出していた事実から、権利侵害は軽くないとした。あくまでも表現手段の悪質性を重視した結果で、これによりビラ配布の摘発が無制限に許されることにはならない。

 東京高裁が昨年12月に逆転有罪を言い渡した別の政治ビラ配布事件では、禁止の張り紙はあったが、過去に住民から注意を受けたことはなく、最高裁が異なる判断をする可能性は残る。

 禁止が明示されず、住民が黙認しているなら、集合ポストへのビラ配りが処罰される恐れはないだろう。チラシや冊子などの「ポスティング」そのものは一定の社会的理解を得ており、摘発を恐れて過度に萎縮することがあってはならない。

The Sekai Nippo Co.,Ltd. 1975- Tokyo,Japan
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